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みうらじゅんマガジン vol.2 仏像ロック

みうらじゅんマガジン vol.2 仏像ロック みうらじゅんマガジン vol.2 仏像ロック
みうらじゅん (2007/10/25)
白夜書房

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みうらじゅんさん責任編集の「みうらじゅんマガジン vol.2 仏像ロック」です。

みうらさんの仏像好きは見仏記でもおなじみのように有名です。そしてまたたくさんのスクラップブックを作ることでも有名です。ちなみに仏像のスクラップは小4のころから始まったそうです。

40年にわたる仏像スクラップの集大成とも言えるマガジンです。ロックマガジンのような構成で土門拳さんや井上博道さんといった仏像写真の大御所の写真とロックをコラボレートさせて、みうらじゅんさんにしかできないであろう誌面に仕上がっています。

正直これを見て仏教や仏像に詳しくなるわけではありません。ちゃんとした解説はほとんどありませんし、スクラップブックをきちんと読めば多少分かる事もありますが、基本的には行ったお寺ごとの子どもの頃のみうらじゅんさんの感想です。

でも純粋に仏像ってカッコいいと思える構成になっています。もちろん一流の写真家の写真が並んでいる事もありますが、そのチョイスや構成がまたカッコいいのです。

「宗教心でも、美術心でもなく、ただ心に“グッとくる”仏像を探し求め、旅を続けてきた(編集後記から)」とあるようにほんと“グッとくる”仏像がここに並んでいます。これを見れば生の仏像を見に行きたくなるのではないでしょうか。

秘仏の袋とじもついています。

まこという名の不思議顔の猫

まこという名の不思議顔の猫 (マーブルブックス) まこという名の不思議顔の猫 (マーブルブックス)
前田 敬子、岡 優太郎 他 (2007/06)
マーブルトロン

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「まこという名の不思議顔の猫」です。同名のブログで人気が出て写真集になったようです。表紙を見ても分かると思いますが、ちょっとびっくりするくらい不細工です。

普通、動物の写真集というのはカワイイ動物が被写体になるものだと思います。表紙の写真は特にひどい(表紙にこの写真を選ぶセンスは素晴らしい)ですが、見た目だけならお世辞にもカワイイとは言えません。

里親募集でもらってきたそうですが、他にもたくさん猫がいるなかでまこを選んだ事に相手も驚いたそうです。自分が面倒を見てあげなくては思ったそうです。でもページをめくっていくとそれがちょっと分かるような気がします。

まこの仕草はなぜか惹き付けられるものがありました。そして飼い主の愛情とユーモアたっぷりのキャプションが可愛さを倍増させてくれます。

やはり動物を飼うというのは飼い主の愛情が一番だなと感じる一冊です。

ホームレス中学生

ホームレス中学生 ホームレス中学生
麒麟・田村裕 (2007/08/31)
ワニブックス

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麒麟・田村くんの「ホームレス中学生」です。

テレビでもよく言っているように中学生の時に父親から解散を宣言され、公園で暮らしたりしていた時などのエピソードが描かれています。

段ボールや公園の草を食べたとか、ふりかけを持ってきてくれない友人に怒ったとか食に関するエピソードも面白いですし、ウンコの神様になったなどの話も面白いです。

でもそれらの事より感動してしまう話がたくさんあります。テレビではほとんど話すのを聞いた事がない母親にたいする想いや解散を宣言した父親への気持ち、「解散」の後田村くんを支えた兄姉や周りへの感謝の気持ちが綴られています。

特に母親とのエピソードや母親への想いは思わず涙してしまいました。

家族や周りの支えてくれた人たちへの感謝と愛情が感じ取れて、田村くんの人柄が伺えるいい本だと思います。

ダ・ヴィンチ 2007年 11月号

ダ・ヴィンチ 2007年 11月号 [雑誌] ダ・ヴィンチ 2007年 11月号 [雑誌]
(2007/10/06)
メディアファクトリー

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本の雑誌「ダ・ヴィンチ」 の2007年 11月号です。表紙は松下奈緒さんです。

第一特集はボーイズラブ大特集です。中村春菊描き下ろし扉イラスト、BLのいまを知る9つのキーワード、BL用語キホンのキ、注目作家作品紹介、“匂い系”名作文学ガイド、絶対に外さないBLブックガイドです。

第二特集は西原理恵子さんです。「鴨ちゃんのこと」と題してカラー4Pで鴨ちゃんの入院中の想いでマンガを、6Pの「酒と泪と男と女」西原理恵子どっぷりインタビューとかなり盛りだくさんです。

インタビューでは上京しようとした時の気持ちや初めての絵本「いけちゃんとぼく」の話、叙情的で自伝的な話(上京物語など)のルーツ、鴨ちゃんとの思い出をたっぷり語っています。特に鴨ちゃんとの思い出話で後悔を交えながらの話に涙してしまいます。

チリとチリリ

チリとチリリチリとチリリ
(2003/05)
どい かや

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どいかやさんの「チリとチリリ」です。

どいかやさんはボクが好きな絵本作家の一人で色鉛筆で書いたようなやさしいタッチの絵を描かれます。チリとチリリの小さな姉妹が自転車で散歩に行くお話で4冊出版されていますが、その第1作目です。

あるひいい天気なので自転車で森に出かける事にした二人。森の中の喫茶店で休憩したりサンドイッチ屋さんで食事したりして最後にもりのホテルにたどり着きます。どこも森のいきものもあったものがあり、動物も虫もそしてもちろんチリとチリリも楽しめるようになっていて最後はみんなでなかよく楽しむというほのぼのとした内容です。

内容ももちろんいいのですが、絵もかなり細かく書き込まれていて裏表紙も含めて読む度に新しい発見があると思います。子どもはもちろん大人も楽しめる絵本だと思います。

弁護士のくず 6

弁護士のくず 6 (6) (ビッグコミックス) 弁護士のくず 6 (6) (ビッグコミックス)
井浦 秀夫 (2007/09/28)
小学館

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以前、テレビドラマにもなった人気コミック「弁護士のくず」の6巻です。

主人公の弁護士・九頭元人は一見倫理観や道徳観がまるでないように見えます。しかし、なかなかほんとのことを言わない依頼人などを相手に人の本質を突くような言葉や行動で真実を明らかにしていきます。

6巻は現代のいじめや遺産相続などの話が3×3話収録されています。

いじめの話は現代の教育現場の難しさの一端をよく表しています。今おそらくよほど力のある先生でないかぎり学級崩壊は防げないでしょうし、それも学校側の強い意志がなければ難しいのではないかと考えさせられます。この問題をくず流に解決します。

遺産相続の話では身内であってもほんのちょっとの誤解や勘違いから思わずエスカレートしてしまう怖さが描かれています。

非常にリアルで人間臭い話ですが、少しコミカルなタッチの絵と最終的には主人公の人間性に救われます。人間にはいろいろな面があって良くも悪くも今見えているのが全てではないと思わしてくれるようなマンガです。

臆病者のための株入門

臆病者のための株入門 (文春新書) 臆病者のための株入門 (文春新書)
橘 玲 (2006/04)
文藝春秋

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橘玲さんの臆病者のための株入門です。

この本で橘さんを初めて読んだのですが、あまりの説得力で感動してしまいました。この本はいわゆるHOWTO本ではありません。どの株を買えば儲かるとかそんな事は書いていません。

でも投資ってなんだろう、株ってなんだろう、経済ってなんだろうという疑問を解決してくれます。そして金融の素人がいわゆるプロからぼったくられずに投資する術を示してくれます。

世の中で確実に儲かる話はなくて(あってもそんな話は自分のところにこない)、でも確実に損をする方法はいくらでもあるという事に気づく事ができます。ボクはこの本で投資や経済に対する考え方が現実的にかわりました。株や投信を買うのはこれを読んでからでも遅くありません。

世界にひとつしかない「黄金の人生設計」

世界にひとつしかない「黄金の人生設計」 世界にひとつしかない「黄金の人生設計」
橘 玲、海外投資を楽しむ会 他 (2003/11/21)
講談社

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橘 玲さんと海外投資を楽しむ会の世界にひとつしかない「黄金の人生設計」です。

お金という観点から自分たちのこれからと今の日本の姿を考えさせてくれています。少し前の本ではありますが、今でもほとんど変わらず通用する話ばかりです。

まず前半で不動産と保険という人生の大きな二つの買い物について、仕組みとリスクを分かりやすく解説してくれています。今まで漠然と当たり前と思っていた事が実は違うという事がよく分かります。この二つの購入はこれを読んでから考えた方がいいでしょう。

そして後半では日本の大きな問題点を最近特に話題の年金と健保にを中心に解説されています。今騒がれている事よりももっと根本的に考え直さなければいけないという事がよくわかります。

そして最後に様々な大きな問題をふまえてこれからどうすればいいのかという問題を考えさせてくれます。どうするか、どうできるかは自分次第ですが、現実を知る事は物事を考える上でおおいに参考になると思います。

岳 5 (5) (ビッグコミックス) 岳 5 (5) (ビッグコミックス)
石塚 真一 (2007/09/28)
小学館

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石塚 真一の岳 5巻です。
主人公は山岳遭難救助のボランティアをしている島崎三歩という青年です。

圧倒的な自然の前になんとか生き延びようとする遭難者とその遭難者をなんとか助けようとする三歩。常にハッピーエンドにはならないのですが、助かった人にも亡くなった人にも同じように「良くがんばった」と声をかける姿に涙してしまいます。

ボクは全く山に詳しくありませんが、読むのに問題はありません。基本的には読み切りなので読みやすいです。4巻以降はあまり生々しい描写はないので、さらに読みやすいかもしれません。

5巻は大学の先輩後輩の友情や三歩の顔のキズの話などが掲載されています。

また、単行本には最後にちょっとしたおまけマンガもついています。